過払い金の返還請求をするとブラックリストに乗るのか

過払い金を請求するとブラックリストに載る?

過払い請求するとブラックリストに載る?

過払い金の請求をするとブラックリストに載ってしまうのでは・・と考え、過払い金請求の相談を躊躇してしまう人がいます。
さて、過払い金請求をすると本当にブラックリストに載ってしまうのでしょうか。
答えを先に言ってしまうと借金の完済後なら大丈夫!ブラックリストには載りません。
しかし、借金の返済中の場合はブラックリストに載ってしまう可能性があります。

 

それは一体どういうことなのかこれからご説明しますね。
まず、ブラックリストとは何なのかというと、貸金業者がお金の貸出やカード発行の審査時に利用する信用情報機関にネガティブな履歴が載ってしまうことを俗に「ブラックリストに載る」と言っています。実際にブラックリストという名前のリストが存在するわけではないんです。

 

例えばあなたが新しくお金を借りたり、クレジットカードを作ろうとしたとします。すると貸金業者はあなたを審査するために信用情報機関の履歴を検索します。そして他所の貸金業者でローンが滞っていたり・・といったネガティブな情報が出てくると「この人は信用できないからお金を貸したり、クレジットカードを発行するのはやめよう」となってしまうのです。

 

以前は信用情報機関の履歴に過払い請求の履歴(サービスコード71=契約見直し)も載っていました。
しかし、金融庁が「過払い請求は顧客の正当な権利である」との見解から信用情報機関の最大手である(株)日本情報信用機構(JICC)に対し「指定信用機関として認定されたければコード71の情報を破棄せよ。」という行政指導を行いました。

 

過払い請求の事実や債務者が過払請求に応じたことなどを独自の信用情報として収集・提供しないこと。

引用:報道発表資料 - 金融庁

 

これを受け、(株)日本情報信用機構(JICC)は過払い請求の履歴(サービスコード71=契約見直し)の収集と提供の廃止を平成22年4月19日より実施しました。これにより完済後、返済中にかかわらず、信用情報機関に過払い請求を行ったことを意味するコード71の履歴が残る事はなくなりました。

 

しかし、返済中に過払い請求をすると債務整理を意味する「コード31」又は「コード32」という情報が登録されてしまう事があります。
コード31、コード32の登録をするかどうかは貸金業者によって対応がマチマチのようですが載ってしまえば4〜5年間はお金を借りたり、クレジットカードの申請が通りにくくなる・・つまりブラックリストに載った状態になります。

 

借金の完済後であればメリットしかないので迷わず過払い金の返還請求をおすすめします。
けれど返済中の場合は所謂ブラックリストに載ってしまって4〜5年間は新しくお金が借りられなくなったり、クレジットカードの審査が通らなくなったり・・といった恐れも出てくるのです。

 

しかし、過払い金の請求をすれば何百万円もの過払い金が発生していて借金が無くなり、更に残金が戻ってくる事も多いので実際に過払い請求をするかどうかは一度、法律のプロに過払い金請求の無料相談をしてみた上で判断されると良いでしょう。
借金完済後の過払い金返還請求をお考えの方は更に注意点があるので過払い金請求で注意することをお読みください。

 

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